一応折り畳み、エピソードの具体的な内容についてはほとんど触れてません。俺の所感述べてるだけ
読んだもの:おさいも1巻、エルピス1巻~4巻、羊おじさん倶楽部の作品直近2つ
・おさいも1巻
読んだ。感想としては、自分の楽しむ能力の衰えを実感した。
多分面白い作品なんだろうけど、読んでいて全く楽しめなかった。この手の感受性の変化は前からうすうす感じていたが……
俺は恋愛の話なら人間関係全振りが良いから、ファンタジー要素が中途半端に介在していてこれからもそれを舞台装置として毎回トラブル起こしていくんだろうなみたいなのが予期された時点でもう次の巻を読む気力が失われた。繰り返すけど、俺の感受性が問題なのであって作品自体が問題なのではない。つまらない作品にはつまらないというが、これは完全に俺の側に問題がある。あと五年早く読んでたら多分面白いって言ってた。その頃は青春ブタ野郎とか楽しく読めてたし。というか、似た系統の作品ではあるな。
根本的にメインヒロインであろう後輩キャラが俺の好みでなかったのは、一番のファクターかもしれん。
話がそれるが、俺ガイルに熱を入れていた時期があって、それこそvitaのクソみたいなゲーム買うくらいにはハマっていたのだが休載というか音沙汰無くなっている間に熱が冷めたのか、いざ新刊が出た時は発売日に買ったのだが全く楽しめなかったのを思い出した。
・エルピス1~4巻
読んだ。面白かった。
バチバチのSFで、こういうのがラノベの皮を被って出てくると昔のサークリッドガールとか思い出してによによしてしまう。密度が高くて展開も毎回予期しない方向に進んでいくし、巻末の引きが毎回強くて読むのに体力使う作品なのに手が止まらなかった。四巻でまあようやく一区切りかなというところで、既刊が6巻までということでここらへんで一度止めておくかということになった
俺は作中で「これから〇〇することになる」みたいな先の展開を明示する文章が嫌いで、これはなろう小説とかでたびたび見られてそのたびに辟易していたのだが、久方ぶりに正しい使い方というか、想像を裏切る使い方をされてその点に関する感動が一番強かった。あと四巻のバトルシーンめっちゃ好き。急にラノベチックな熱い展開挟むじゃん?
同人ノベルゲー (羊おじさん倶楽部の作品二つ)
・魔女魔少魔法魔
相変わらず細かい所はどんどん端折ってテンポ良く進む作風で、気分良く読み進められる。
終わり方がさっぱりしているのも良い。話の内容としては魔法少女モノ(?)としては良くある感じで、魔法で問題を解決していこうって展開。まあ人が死んだり登場人物の思考回路が狂ってたりするのはいつもの事だが、雰囲気として鬱屈した感じはない。当然のように人が死ぬんだけどかなりさっぱりしてる。さよなら、うつつから入った人間なので、個人的にはあの気味悪い鬱屈した感じが時折恋しくなったりするけど、これはこれで。
最後も綺麗に纏まって良い作品でした、と言う感じ。値段分以上の価値はある。
・殺イコキネ死ス
15~20分程度で読み終わる程度の掌編。無料。
いやまあそうなんだろうなあみたいな内容だったし、そんな展開だった。百合なので女の子同士の恋愛が好きな方は是非。狂ってはいるし人は死ぬけど。
どうでもいいけど、サークルのcienを見たら矢部嵩の小説をインスパイアしていてなるほどなとなった(?)
前にこのブログで書いたかもしれないし書いてないかもしれないが俺は少女庭国がかなり好きなんだよな あの意味不明で脈絡なく始まる突拍子もない展開が。