・君は世界災厄の魔女、あるいはひとりぼっちの救世主
話の作り方が現在と過去を交互に行き来していく感じなので初めは読みにくかったが、導入は良かったのでチャラ
単巻完結ファンタジーラノベは設定投げ散らかして終わるみたいなのが多いが、この作品も例に盛れず、問題の発生原因も異能の説明も基本的に適当。まあみっちりやっても仕方ないのでこの辺は妥当ではある。
淡白な話だったが、終わり方が嫌いではない。値段の割には楽しめたかなと思う
・マヨイヒツジの果樹園
同人ゲーム。絵がめっちゃ良い。吉里吉里製でUIもgood。
話はよくあるディストピア物。起承転結の内、起と結がダメで話の真ん中は面白いとかそんな感じの感想。全体としては面白かった。
作品を楽しむのには文脈が必要で、異世界転生ファンタジーを楽しむ為にはもうそういう作品に共通する流れを知らないとダメなように、逆説的に文脈に沿った作品であれば一定の面白さは担保されるのではないか。
その意味で言えば俺はディストピア物はだいたい楽しめるし、この作品を貶す意図は全く無くむしろ純粋に面白かったと言える作品なのだが、やっぱり前提としてストーリーラインを売れ筋に設定するのは正しい。
異世界転生でもディストピアでも悪役令嬢でもデスゲームとか魔法少女とかなんとかかんとかー
文脈を逆に利用する作品はすごい。異修羅とかはその典型だけど。